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書く事は絶対にないけどふと思い浮かんだのでメモメモ。
「えっ? 何?」
「だから、『幻の月』だ」
「ちょっと待てよ、リボーン。幾ら何でもそれは有り得ないだろ」
「まぁな。確かに普通なら有り得ねぇな」
「リボーン、『幻の月』って?」
「だが、タイムトラベルすらできるんだぞ? 有り得ないとは言い切れねぇだろ」
「あの、ディーノさん? 『幻の月』って……」
「いや、まぁ、そうだけど」
「だから、『幻の月』って何!?」
「うっせーぞ、ツナ。説明してやるから黙って聞け」
「う、うん」
「ボンゴレの守護者は大空を中心にして全部で7人。大空・嵐・雲・霧・雨・晴・雷。これら以外に『守護者』と呼ばれる者はいない」
「リボーン達のおしゃぶりやマーレリングもそうだよね」
「ああ。だが、ボンゴレの初代の時代にはもう一人、守護者がいたらしい」
「らしい?」
「ハッキリしないんだ。いたのかいないのか」
「えっ。何でですか?」
「大体どこのファミリーにも何かしら…例えて言うなら歴史書みたいなものが伝わっている。ファミリーの起源とか歴代のボスとか幹部の事、他には抗争の内容やらなにやら色々なものが書かれたもんだ」
「どころが、だ。俺達が『幻の月』と呼んでいるのはつまり『月の守護者』の事なんだが……」
「これについての記述が殆どない。歴史書を隅から隅まで読んでも出てきた記述は『月の守護者、姿を消す。証たるリングはボス』――プリーモの事だな――『ボスの元に』」
「え…、それだけ、ですか?」
「ああ、これだけなんだ。これ以外に月の守護者に関する記述や資料は残っていない」
「あっ、でもリングは? プリーモの元にって事は、彼が保管していたって事なんでしょう?」
「わからねぇ」
「分からんって、リボーン……」
「いや、本当に分からないんだ。プリーモの手元にあったのは間違いないはずなだが、未だかつてそれを見たやつがいない。どこに保管されているのかも皆目検討もつかない状態なんだ」
「そんな馬鹿な。だって、守護者のもっているリングって言ったら、凄く大事なでしょう? その在り処が分からないなんて事……」
「だが、現に見つかっていない。そのせいでファミリーの中ではそもそも『月の守護者』はいなかったんだとするやつが殆どだ」
「信じようにもたった二行だけじゃな……」
「存在したのかどうか分からない、あやふやなもの。だから『幻の月』と呼ばれている」
「だから、『幻の月』だ」
「ちょっと待てよ、リボーン。幾ら何でもそれは有り得ないだろ」
「まぁな。確かに普通なら有り得ねぇな」
「リボーン、『幻の月』って?」
「だが、タイムトラベルすらできるんだぞ? 有り得ないとは言い切れねぇだろ」
「あの、ディーノさん? 『幻の月』って……」
「いや、まぁ、そうだけど」
「だから、『幻の月』って何!?」
「うっせーぞ、ツナ。説明してやるから黙って聞け」
「う、うん」
「ボンゴレの守護者は大空を中心にして全部で7人。大空・嵐・雲・霧・雨・晴・雷。これら以外に『守護者』と呼ばれる者はいない」
「リボーン達のおしゃぶりやマーレリングもそうだよね」
「ああ。だが、ボンゴレの初代の時代にはもう一人、守護者がいたらしい」
「らしい?」
「ハッキリしないんだ。いたのかいないのか」
「えっ。何でですか?」
「大体どこのファミリーにも何かしら…例えて言うなら歴史書みたいなものが伝わっている。ファミリーの起源とか歴代のボスとか幹部の事、他には抗争の内容やらなにやら色々なものが書かれたもんだ」
「どころが、だ。俺達が『幻の月』と呼んでいるのはつまり『月の守護者』の事なんだが……」
「これについての記述が殆どない。歴史書を隅から隅まで読んでも出てきた記述は『月の守護者、姿を消す。証たるリングはボス』――プリーモの事だな――『ボスの元に』」
「え…、それだけ、ですか?」
「ああ、これだけなんだ。これ以外に月の守護者に関する記述や資料は残っていない」
「あっ、でもリングは? プリーモの元にって事は、彼が保管していたって事なんでしょう?」
「わからねぇ」
「分からんって、リボーン……」
「いや、本当に分からないんだ。プリーモの手元にあったのは間違いないはずなだが、未だかつてそれを見たやつがいない。どこに保管されているのかも皆目検討もつかない状態なんだ」
「そんな馬鹿な。だって、守護者のもっているリングって言ったら、凄く大事なでしょう? その在り処が分からないなんて事……」
「だが、現に見つかっていない。そのせいでファミリーの中ではそもそも『月の守護者』はいなかったんだとするやつが殆どだ」
「信じようにもたった二行だけじゃな……」
「存在したのかどうか分からない、あやふやなもの。だから『幻の月』と呼ばれている」
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