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日々の戯言など
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に、2時間サスペンスで大泣きするとは不覚っっ。

今日放送された『遺品整理人 谷崎藍子Ⅲ』。
最初から犯人が分かっているという珍しいパターン。(特定されていなくても視聴者側で推理してわかってしまうパターンはあるけど)

資産家男性が殺され、その遺品整理を彼の実の弟から依頼された事が切欠で図らずも真犯人に辿り着いてしまうというストーリー。
犯人はこの実の弟だったわけなんですが……。
何とも対照的な生活を送る兄弟です。
片や資産家(若い奥さんもいる)、片や経営していた町工場や自宅すらも失ってしまった貧乏人(奥さんと子供とは離縁)。
母親の遺産である山などを含む土地を二人は折半。
兄が資産家となったのはその折半した土地に高速道路が通ることになったが為の収入。

母親の葬式(この時に土地の折半をしている)後、全く会うこともなかった兄。
ところが、どん底の生活をしている最中、偶然、良い服を着て良い車に乗り若い奥さんと共にいる所を見てしまう。
自分の今までの人生とのあまりの差に嫉妬心を燃やし、兄を殺し、資産を奪うことを決意する……。
その根底には「あんなろくでもない人殺しの兄貴が何でこんなにも良い思いをしているんだ」というものもあります。
因みに、兄は人殺しの罪で逮捕。かなりいじめられています。すぐ上の兄(3兄弟なのです)は自殺し、弟もまた人買いに買われてしまっています。つまり一家離散。(父親はかなり昔に亡くなっている模様)

遺品を整理していく中で過去に“兄が起こした”殺人事件の真相や、兄の想い、母の想いなどが明らかにされていきます。
最後、サスペンスものにしては珍しく、15~20分近くもかけて、謎解きではなく、兄弟の在りし日がつづられます。
それは弟の思い出という形ではありますが、それを見る限り、兄はとても弟たち想いの良いお兄さんであったことが分かります。
人殺しの罪も本当に起こしたのは2番目の兄弟。けれど、彼は一家の希望の星。それに比べて自分は頭も悪くろくでもないから、代わりに警察に行くよ、と。もっとも2番目の兄弟はそれを苦にして自殺してしまうわけですが……。
それはともかく、今までの1時間30分近くの話を見た後だとこの最後の20分近くが本当に泣けます。
この二人(むしろ弟)はすっごく色々な事を誤解し、思い込んでいたんだなぁ……と。しかもその結果、実の兄を殺してしまっている。
兄の想いを知った後の弟の喉も張り裂けんばかりの号泣が、見ていてとても辛かったし哀しかった。

説明が下手だからイマイチピンと来ないかもしれないけど(汗)
いやぁ、2時間サスペンスで泣くなんて初めてかも?
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